ささやかな出演履歴
こんな仕事をしていると、たまにエキストラに駆り出されることがある。
業界用語でいう“内トラ”というやつで、主に経費節約の名目でノーギャラ出演をさせられるのだ。早い話、テレビの2Hで現場整理の制服警官をやっているのは助監督、クラブのホステスA、Bを演じているのはアシスタントプロデューサーやメイクさん、呑み屋のオヤジはうるさ型の古スタッフあたりだと思ってまず間違いない。
少し意味合いは違うが、ヒチコック監督のお遊びワンカット出演はあまりにも有名だし、神代映画に顔を出す、カメラマンの姫田真佐久さんも毎回笑わせてくれた。
で、自分はどんな作品に写っているのだろうと、戯れに思い出してみた。(~_~;)
『喜劇・女の泣きどころ』~松竹大船撮影所に他の用事で行った折り、太地喜和子さんが演じるストリップのかぶりつき観客として座席に着かされた。
『ピンクのカーテン』~第一作冒頭、池袋の街を歩く美保純ちゃんの脇を、颯爽と(?)走りすぎていく、SUZUKI・GSXに乗ったバイクのライダー。
『ダブルベッド』~同じく池袋の街で、大谷直子さんをナンパする若者。セリフあり。監督の藤田敏八さんに、「お前、芝居上手いな」と褒められた。(笑)
『恋文』~ハギワラさんと高橋恵子さんの結婚式のシーンで、倍賞美津子さんの後ろにいる白衣の医者役。このシーンにはプロデューサーの三浦さんや、制作のKさんなども写っているが、興を削がれることはなはだしいと、知人たちには不評だった。
『リボルバー』~手塚理美さん演じる、クラブのママと話をしている客。『ダブルベッド』の好演に直々の声掛かりで、藤田敏八カントクの映画に二度目の出演。(^^ゞ
『スイートホーム殺人事件』~火曜サスペンス・六月の花嫁。鈴木京香さん演じる、手タレのヒロインのCM撮影監督役。結構セリフがあったが、下手を実感。
『木村家の人びと』~主人公の鹿賀丈史、桃井かおりさん夫妻の息子が通う小学校で、算数を教える担任の教師役。幾ばくかの出演料をもらった記憶あり。
『愛のことば』~東海テレビ・昼の帯ドラマ。メインセットの一つの喫茶店で、病に倒れる寸前の峰岸徹さんを発見する客。「マスター」と、一言のみのセリフ。
そして、現在撮影中の某2Hドラマ。(来週撮影の予定で待機中)
ほかにもあったかもしれないが、もはや記憶の彼方だ。
あ、そう言えば、後年になってパキさんが拙作『白愁のとき』(TBS系水曜・大山勝美演出)に出演してくれ、「『ダブルベッド』と『リボルバー』のときのお返しだ。但し、お前よりずっと芝居は上手いだろう」と笑っていたことを思い出した……。(^_^X)
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